2025年4月、マインクラフト統合版(Bedrock Edition)に、公式の影MOD(シェーダー)機能「Vibrant Visuals」が登場しました。
これにより、スマホやPCなどの対応端末では、リアルな影・光・反射表現が可能になり、ビジュアル面での大幅な進化が実現しています。
一方で、Nintendo Switch 2(通称:Switch2)への対応は、現時点(2025年6月)では公式発表がありません。
しかし、今後のアップデートでSwitch2が「Vibrant Visuals」に対応する可能性は非常に高いと見られています。この記事では、その根拠や理由を解説します。
- 「Vibrant Visuals」とは何か?
- Nintendo Switch2では使えるのか?
- Switch2に対応が期待される理由は?

今回の記事では、Switch2版Minecraftに公式影MOD「Vibrant Visuals」が実装される可能性について解説しているよ!
そもそも「Vibrant Visuals」とは?

「Vibrant Visuals(バイブラントビジュアルズ)」とは、Minecraft統合版(Bedrock Edition)に公式で実装されたリアル系グラフィック強化機能(公式シェーダー)のことを指します。
これまではPC版(Java Edition)向けのMODや外部ツールによってしか実現できなかった美麗な影表現や光の反射、自然な描写が、ついに統合版にも登場したという点で、プレイヤーにとって非常に大きな進化です。
Vibrant Visualsで実現されるグラフィック表現の例
- リアルな影と反射の描写:木の影や建物の影が地形に落ちるようになり、より立体感のあるビジュアルを実現。
- 日光のレンズフレア表現:日差しの中に立つと、レンズフレアが発生し、自然光の雰囲気が大幅に向上。
- 水や氷、金属ブロックの光反射:水面や氷ブロック、金ブロックなどが環境光を反射するようになり、見る角度によって表情を変えるように。
- 草木の自然な透過表現:サブサーフェススキャッタリング技術により、太陽の光が草木を通過する様子がリアルに描写され、自然な緑の風景が表現可能に。
- Mobの特殊発光効果:例えば、クモやエンダーマンの目が暗闇の中で光るといった、雰囲気を高める演出も加えられています。
- 水底のアニメーション効果:波打つ水面に連動して、海底や川底に落ちる光が揺らめき、まるで現実の水中にいるかのような演出が可能です。
このように「Vibrant Visuals」は、ただの見た目を変えるだけでなく、没入感を高め、建築や冒険の雰囲気を豊かにするためのビジュアル強化機能として設計されています。
これまでJava版の影MOD(SEUSやBSLなど)でしか味わえなかったリアルな光と影の表現を、公式の機能として追加された点が最大の特徴であり、特別なインストール作業や外部ツールを使わずとも、設定をオンにするだけでリアルな世界を体験できるようになります。
Switch2対応が期待される理由

現時点では、任天堂の次世代機「Nintendo Switch 2」における『Minecraft』および「Vibrant Visuals」の正式な対応発表はされていません。
しかし、技術的・市場的な観点から見ても、Switch2でこのリアル系シェーダー機能が対応される可能性は極めて高いと考えられています。以下の2つの理由から、その期待は日に日に高まっています。
理由1:Switch2は「フルレイトレーシング対応」の高性能機
最大の理由は、Switch2のスペック向上です。初代Switchに比べ、Switch2はCPU・GPUともに大幅に性能が強化されているとされ、従来では処理が難しかった高負荷なグラフィック表現や物理演算処理も十分に対応可能なスペックになると見られています。
とくに「Vibrant Visuals」は、影や光の反射、透過、アニメーションライティングといった処理をリアルタイムで行うため、ある程度のGPU性能が求められます。
旧型のSwitchではその処理に限界があり、統合版においても「リソースが足りないためシェーダーの再現は困難」とされてきました。
しかし、Switch2はNVIDIAの次世代Tegraチップを搭載すると噂されており、レイトレーシングに対応したGPU機能やDLSS(Deep Learning Super Sampling)に類似したアップスケーリング技術の採用が期待されています。
これにより、「Vibrant Visuals」のような高品質シェーダーも、十分なフレームレートとビジュアル品質で動作できると考えられます。
理由2:Switch版マイクラ開発経験を持つ「SkyBox Labs」が関与
もう一つの理由は、MinecraftのビジネスモデルにおけるSwitchの重要性です。
統合版Minecraft(Bedrock Edition)は、クロスプラットフォームでプレイヤー同士が遊べるように設計されており、Xbox・PC・モバイル・PlayStation・Switchなど、複数の機種で同じワールドやサーバーにアクセスできる仕組みが整えられています。
この中でもSwitchは、日本をはじめとするアジア市場で非常に高いシェアを誇るゲーム機であり、子供から大人まで幅広い層のユーザーがMinecraftを楽しんでいます。
そのため、MojangおよびMicrosoftにとって、Switch対応をおろそかにする理由はありません。
とくにSwitch2が発売されれば、Minecraftも「次世代ハード対応アップグレード」として、グラフィック強化機能(Vibrant Visuals)やフレームレートの向上、ロード時間の短縮などを盛り込んだバージョンが同時展開される可能性が高く、より没入感ある体験をSwitchユーザーにも提供することが求められるでしょう。
現時点での注意点

「Vibrant Visuals」は魅力的なリアル系シェーダー機能ですが、現時点(2025年6月)ではいくつかの注意点や制限があります。利用を検討しているプレイヤーは、以下の点に留意してください。
Switch2にはまだ対応していない
2025年6月時点では、Nintendo Switch 2での「Vibrant Visuals」正式対応は発表されていません。
Switch2本体のスペックはシェーダー処理に十分対応できると期待されていますが、現状ではあくまで「未対応」であるため、Switch2購入直後にVibrant Visualsを使えるわけではありません。
将来的なアップデートで対応する可能性は高いものの、現段階では「Switch版で使用不可」という前提で考えておく必要があります。
使用にはバージョン1.21.90以降が必要
Vibrant VisualsはMinecraft統合版のバージョン1.21.90以降で本格的に利用可能になります。
それ以前のバージョン、たとえば1.21.80では「試験的機能」として限定的に提供されており、安定性や機能面で制限がある状態です。
そのため、快適かつ正式な形でVibrant Visualsを使用したい場合は、ゲームの最新バージョンにアップデートしておくことが必須です。
コントローラーを接続すると自動的に無効化される場合がある
意外な注意点として、Bluetoothコントローラーや外部入力デバイスを追加接続すると、「Vibrant Visuals」が自動的にオフになるケースがあります。
これは一部の環境で報告されている仕様で、特にモバイル版や一部コンソール環境で発生しやすいようです。
今後のアップデートで改善される可能性はあるものの、現時点ではコントローラー接続=Vibrant Visualsの一時的無効化になる場合があることを理解しておきましょう。
画面分割プレイやマーケットプレイスとの併用は不可
現在の仕様では、「Vibrant Visuals」は以下のような一部機能と併用できません。
- 画面分割マルチプレイ(ローカル同時プレイ):複数人で1台の端末を使ってプレイする「画面分割」ではVibrant Visualsが自動的に無効になります。
- マーケットプレイスの一部有料ワールドやスキン:一部のDLCや公式配布コンテンツでは、Vibrant Visualsが意図通り反映されない場合があります。
こうした制限があるため、「とりあえずONにして楽しむ」だけでは満足できない場面もあります。
ソロプレイ中心で、グラフィック重視の建築や探検をしたい人に最適化されている機能といえるでしょう。
まとめ:Switch2への対応に大いに期待!
現時点(2025年6月)では、「Vibrant Visuals」はNintendo Switch2には正式対応していません。
しかしながら、近い将来に対応される可能性は非常に高いと考えられます。その理由は主に3つあります。
まず、Switch2は従来のSwitchに比べて大幅に処理能力が向上しており、影や光の反射、透過表現といったリアル系シェーダーを安定して動作させるための十分なハードウェア性能を備えています。
この高性能な環境は、「Vibrant Visuals」のようなグラフィック強化機能の実装において、大きなアドバンテージとなります。
次に、開発元であるMojang StudiosとMicrosoftは、過去にも「統合版Minecraft」を多くのプラットフォームへ最適化してきた実績があります。
今回も、まずはPCやXboxといった高性能な環境から展開を始め、順次、他のデバイスにも広げていくという段階的なリリース方針が取られていると見られます。
これらの点から、Switch2が今後のアップデートで「Vibrant Visuals」に正式対応する日はそう遠くないと予想されます。
今後の公式発表やアップデート情報を継続的にチェックしながら、その日を楽しみに待ちましょう!
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