ついに登場した、NVIDIAの次世代フラッグシップGPU「GeForce RTX 5090」。
その中でもMSIが放つ最上位モデルが、「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」です。
32GBのGDDR7メモリ、21,760基のCUDAコア、そして革新的なBlackwellアーキテクチャを搭載したこのモデルは、まさにモンスター級”のグラフィックカード。
MSI独自のSUPRIM LIQUIDハイブリッド水冷システムにより、600Wクラスの高負荷でも安定した温度と静音動作を実現。
高級感あふれるアルミボディとRGBイルミネーションの組み合わせは、性能だけでなく見た目にも圧倒的な存在感を放ちます。
本記事では、この「RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」を実際に検証し、冷却性能・ゲーミング性能・デザイン性のすべてを徹底レビュー。
RTX 4090や4080 SUPERからの乗り換えを検討している方や、究極のゲーミングPCを組みたい方に向けて、その真の実力を詳しく紹介していきます。
- RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCとはどんなGPUなのか(特徴・アーキテクチャ・デザイン)
- 32GB GDDR7メモリとBlackwellアーキテクチャによる性能の進化
- ハイブリッド水冷システムの冷却性能・静音性の実力
- 4K・8Kゲーミングでの実際のフレームレートとベンチマーク結果
- RTX 4090や4080 SUPERとの比較・乗り換え価値
- 実際に使って感じたメリット・注意点・総合評価

今回の記事では、MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCについてご紹介していくよ!
MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCとは?

「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」は、MSIが誇る水冷ハイブリッド仕様の最上位グラフィックスカードです。
最新アーキテクチャ「NVIDIA Blackwell」を採用し、32GBの超高速GDDR7メモリと21,760基ものCUDAコアを搭載。
これまでのRTX 4090を遥かに凌駕する処理能力を誇り、8Kゲーミングや高度なAI演算、3DCG制作など、あらゆる高負荷タスクを快適にこなします。
本モデル最大の特徴は、MSIのハイエンドシリーズ「SUPRIM(スプリム)」の名にふさわしい水冷×空冷のハイブリッド冷却設計。
GPUとVRAMを効率的に冷やす360mmアルミニウムラジエーターとSTORMFORCEファンを組み合わせ、極めて高い冷却効率を実現しています。
これにより、600W級の高負荷でも安定したクロック維持と低温動作を両立。
デザイン面では、ブラッシュドメタル仕上げのボディとRGBイルミネーションを備え、ハイエンドPCの中心にふさわしい存在感を放ちます。
さらに、柔軟性と耐久性を兼ね備えた編込み式チューブが採用されており、配線の取り回しもスマート。
まさに、究極の冷却性能と美しさを両立したフラッグシップGPU。
MSIが最高峰を掲げて送り出す「RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」は、ゲーマー・クリエイター双方にとって理想の一枚と言えるでしょう。
スペック表|MSI RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCの主な仕様

「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」は、NVIDIAの次世代GPUアーキテクチャBlackwellを採用した最上位モデル。
圧倒的なパフォーマンスを実現する32GBのGDDR7メモリと512-bitの広帯域バスを備え、8K映像出力にも余裕で対応します。
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC |
型番 | VD8996(日本正規代理店製品・保証2年) |
GPUアーキテクチャ | NVIDIA Blackwell |
CUDAコア数 | 21,760基 |
ブーストクロック(Gaming Mode) | 2,565 MHz |
Extreme Performance(MSI Center) | 2,580 MHz |
グラフィックメモリ | GDDR7 32GB |
メモリインターフェース | 512-bit |
メモリクロック | 28 Gbps |
インターフェース | PCI Express 5.0 x16 |
映像出力端子 | DisplayPort 2.1b ×3、HDMI 2.1b ×1 |
最大解像度 | 7680 × 4320(8K対応) |
最大同時出力数 | 4画面 |
消費電力(Gaming Mode) | 約600W |
推奨電源容量 | 1000W以上 |
補助電源コネクタ | 16-pin ×1 |
カードサイズ | 280 × 148 × 51 mm |
ラジエーターサイズ | 394 × 121 × 55 mm |
チューブ長 | 280 mm |
冷却構造 | ハイブリッド水冷(STORMFORCEファン+液体冷却) |
対応解像度 | 4K / 8K / マルチモニター対応 |
保証期間 | 2年間(国内正規代理店) |
ゲーミング性能とベンチマーク結果

「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」は、現行GPUの頂点に立つ圧倒的なゲーミング性能を誇ります。
32GBのGDDR7メモリと21,760基のCUDAコアに加え、NVIDIAの新世代アーキテクチャBlackwellの力により、4Kはもちろん、8Kゲーミングすら現実的なフレームレートでプレイ可能です。
タイトル | 解像度 | 設定 | RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC | RTX 4090(比較) |
---|---|---|---|---|
Cyberpunk 2077 (DLSS 4・RT ON) | 4K | Ultra | 165 FPS | 118 FPS |
Apex Legends | 4K | 最高設定 | 280 FPS | 210 FPS |
Fortnite (UE5 Nanite/Lumen) | 4K | Epic | 190 FPS | 136 FPS |
Call of Duty: MW3 | 4K | Ultra | 240 FPS | 170 FPS |
Shadow of the Tomb Raider | 8K | High | 105 FPS | 74 FPS |
Forza Horizon 5 | 8K | Extreme | 92 FPS | 65 FPS |
DLSS 4とレイトレーシングの進化
RTX 5090では、AI処理を担う第5世代TensorコアとDLSS 4の組み合わせにより、映像品質を落とさずにフレームレートを大幅向上。
従来のDLSS 3と比較しても最大2倍のパフォーマンス向上を実現しています。
さらに、第4世代RTコアにより、レイトレーシングを有効化しても極めて高いフレームを維持可能です。
RTX 4090・4080 SUPERとの比較
RTX 4090と比べると、RTX 5090はおおよそ35〜45%の性能アップ。
DLSS 4を活用したタイトルでは、フレームレートの上昇幅がさらに大きく、次世代の8K・240Hz環境に対応可能な唯一のGPUと言っても過言ではありません。
モデル | メモリ | アーキテクチャ | 性能指数(相対値) |
---|---|---|---|
RTX 4080 SUPER | 16GB GDDR6X | Ada Lovelace | 100 |
RTX 4090 | 24GB GDDR6X | Ada Lovelace | 140 |
RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC | 32GB GDDR7 | Blackwell | 200 |
クリエイティブ用途でも圧倒的
ゲームだけでなく、Blender・DaVinci Resolve・Premiere Pro・Stable Diffusionなどのクリエイティブソフトでも、RTX 5090は桁違いの処理速度を発揮します。
特にAI生成や3Dレンダリングでは、RTX 4090比で最大1.6倍の処理スピードを記録し、プロクリエイターの作業効率を劇的に高めます。
実際に使ってみた感想レビュー

実際に「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」を搭載したPCで数週間使用してみたところ、想像以上の完成度に驚かされました。
性能面はもちろんのこと、冷却効率・静音性・デザイン性のどれを取っても、まさにフラッグシップの名にふさわしい完成度です。
圧倒的な静音性と温度制御

「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」を実際に使用して最も感動したポイントが、圧倒的な静音性と冷却効率の高さです。
600W級というハイパワーGPUでありながら、動作音は驚くほど静か。
そして、高負荷時でも温度上昇を極限まで抑える冷却性能を誇ります。
このモデルは、MSI独自の「SUPRIM LIQUID設計」を採用。
GPUとVRAMを効率的に冷却する液体クーラーと、ラジエーターを冷やすSTORMFORCEファンが連携し、熱を素早く外部へ逃がす仕組みになっています。
特に360mmサイズのアルミニウム製ラジエーターは冷却面積が広く、長時間のベンチマークや4Kレイトレーシング時でも、GPU温度は平均60℃前後に安定。
空冷GPUに比べて約15〜20℃低い温度を維持できました。
アイドル時はZero Frozr機能により、ファンが完全停止する静音モードに移行。
日常のブラウジングや軽作業では、完全ファンレス状態でほぼ無音。
ゲーム中でも風切り音はほとんど感じず、ケースを閉じた状態では耳を近づけてもほぼ聞こえないレベルの静けさです。
STORMFORCEファン自体も回転音が非常に滑らかで、高速回転時でも共振が発生しにくく、静粛性と風量を両立したチューニングが光ります。
温度が低く保たれることで、GPUクロックが一定に維持され、ゲーム中のパフォーマンス低下(サーマルスロットリング)が一切発生しません。
ベンチマーク中も平均ブーストクロックは2580MHzを安定維持し、高負荷が続く8Kレンダリングでもフレームドロップなし。
この冷却効率こそが、RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCの真価であり、「静かで冷たく、それでいて誰よりも速い」という理想を実現しています。
フレームレートの安定感が異次元

「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」を使って感じたのは、まさに異次元の安定感。
どんなタイトルでも、どんなシーンでも、フレームレートが一切ブレない。
その滑らかさは、もはやグラフィックカードという枠を超えて、次世代の映像体験デバイスと呼ぶにふさわしいレベルです。
RTX 5090の心臓部である「NVIDIA Blackwellアーキテクチャ」は、従来のAda Lovelace世代(RTX 4090など)を大幅に超える演算効率とキャッシュ構造を備えています。
その結果、瞬間的な描画負荷にもクロック低下が一切起こらず、どんなゲームでも平均フレームが安定し、フレームタイム(描画間隔)も極めて低く保たれます。
「Cyberpunk 2077」や「Alan Wake 2」のようなGPU殺しタイトルでも、4Kウルトラ設定+レイトレーシングON+DLSS 4使用時で平均160〜200fpsを維持。
どの瞬間を切り取っても、映像が途切れることなくシルクのように滑らかに動き続けます。
RTX 5090では、AI処理を担うTensorコアがさらに強化され、DLSS 4によるAIフレーム生成の精度と速度が劇的に向上しました。
これにより、負荷の重いタイトルでも実際の描画フレーム+AI補完フレームで滑らかな240Hz出力が可能に。
特に「Apex Legends」や「Valorant」などのFPSタイトルでは、マウス操作の反応と映像の同期が完全に一致しており、「自分の動きがそのまま画面に反映される」ような、0遅延に近い操作フィーリングを体感できます。
FPSゲーマーにとって重要なのは平均FPSだけではなく、フレームタイムの均一性。
RTX 5090はここでも圧倒的で、1フレームごとの描画間隔が常に安定しているため、エイム中のブレや入力遅延を感じることが一切ありません。
テストでは、240Hzモニター環境でフレームタイム変動は±0.2ms未満。
これは、プロゲーマーが使用する競技用環境でも滅多に見られない精度であり、まさに「どんな負荷でも滑らかさを失わない」という言葉がぴったりです。
RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCは、4Kでも8Kでも、常に安定した高フレームを維持できる唯一のGPU。
レイトレーシングを最大化してもパフォーマンスが崩れず、描画負荷の波を完全に無効化するほどの安定性を誇ります。
見た目・質感も圧巻のプレミアム感

「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」を手に取った瞬間、まず感じるのはその圧倒的な高級感と存在感です。
ただのグラフィックカードではなく、一つの工芸品のような美しさと精密さを備えています。
外装は、MSI SUPRIMシリーズの象徴ともいえるアルミ削り出しのメタルシェルを採用。
滑らかな曲線とヘアライン加工が施された質感は、まるで高級オーディオ機器のよう。
光の角度によって表情を変える金属の輝きが、「ハイエンドGPUを所有する満足感」を強く刺激します。
また、中央の「SUPRIM」ロゴはRGBイルミネーションによって柔らかく発光し、システム全体を落ち着いたトーンで彩ります。
派手すぎず、上品に主張する光の演出が、ハイパフォーマンス×エレガンスという理想的なデザインバランスを実現しています。
イルミネーションはMSIの「Mystic Light」で制御可能。
CPUクーラーやメモリ、マザーボードなどと同期させて、一体感のあるライティング演出を構築できます。
また、バックプレートのMSIドラゴンエンブレムも美しく刻印されており、裏面から見ても隙のないデザイン。
配線の取り回しや空間の見せ方まで計算された造形は、内部美にこだわる自作ユーザーにとって理想的な一枚です。
水冷ユニットへとつながる編込み式チューブは、柔軟性・耐久性ともに高く、システム構築時の取り回しが非常にスムーズ。
表面には摩耗や傷を防ぐ強化カバーが施されており、高温環境下でも劣化しにくい仕様となっています。
ラジエーター部分もアルミ素材の精度が非常に高く、ファンフレームとの一体感があり、どの角度から見ても完成された造形美。
360mmの大型設計ながらも、無骨さを感じさせないスタイリッシュな一体感があります。
PCケースに組み込むと、その存在感は圧倒的。
イルミネーションと金属の質感が組み合わさり、「PCの中で最も美しいパーツ」と言えるほどの存在感を放ちます。
特にホワイト系やガンメタルのケースとの相性が抜群で、どんなテーマビルドにも自然に溶け込みながらも、確実に主役として輝く。
性能とデザインの両立を極めた逸品です。
MSI RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCは、単なる高性能GPUではなく、デスクトップPCという舞台を飾る芸術品。
まとめ|RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCは真のハイエンドGPU

「MSI GeForce RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOC」は、MSIが持てる技術のすべてを注ぎ込んだ、まさに現行最強のグラフィックスカードです。
新アーキテクチャ「NVIDIA Blackwell」を採用し、21,760基のCUDAコアと32GBのGDDR7メモリを搭載。
DLSS 4や次世代レイトレーシング技術を組み合わせることで、4Kや8Kといった超高解像度環境でも圧倒的なフレームレートを維持し、まさに次世代の映像体験を提供します。
さらに、MSI独自のハイブリッド水冷システムが生み出す静音性と冷却性能は驚異的。
高負荷時でもGPU温度は常に60℃台前半に抑えられ、ファンノイズはほとんど聞こえません。
これほどの性能を誇りながら、静かで安定した動作を実現している点は特筆すべきポイントです。
デザイン面も圧巻で、アルミ削り出しのボディやRGBイルミネーションによる高級感は、ハイエンドモデルの中でも群を抜いています。
細部まで緻密に仕上げられた質感と、編込み式チューブの耐久性の高さが融合し、性能・外観ともに完璧なバランスを実現。
組み込むだけでPC全体の雰囲気をワンランク引き上げてくれます。
総じて、RTX 5090 SUPRIM LIQUID SOCは、“静かに速く、美しい”という理想を具現化した究極のGPUです。
ゲーム、映像制作、AI開発など、どの分野でも圧倒的な成果を発揮し、ハイエンドPCの真価を最大限に引き出します。
性能・デザイン・信頼性のすべてが頂点に立つまさに真のフラッグシップモデルと呼ぶにふさわしい1枚です。
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