MSIが送り出す信頼の定番シリーズ「VENTUS」から、ついに次世代GPUが登場それが「MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OC」です。
最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用し、10,752基のCUDAコアと16GBのGDDR7メモリを搭載。
4KゲーミングやAI生成タスク、映像編集など、あらゆる高負荷処理を快適にこなす圧倒的なパフォーマンスを実現しています。
RTX 4090クラスに迫る性能を持ちながら、より扱いやすく、より静かに、そしてより安定して動作するまさに「冷静に強い」ハイエンドGPUです。
冷却システムには、MSI独自の「TORX FAN 5.0」を採用。
3基の高効率ファンと大型ヒートシンクによる強力なエアフローに加え、Zero Frozr機能によってアイドル時はファンが自動停止し、静音性を最大限に確保。
高負荷時も70℃前後をキープする優れた冷却性能で、長時間の4Kゲーミングでも安定動作を維持します。
デザインは、VENTUSシリーズらしいシンプルで重厚なブラックボディ。
無駄を削ぎ落とした実用的な美しさが特徴で、どんなPC構成にも自然に溶け込みます。
RGBライティングを排したミニマルな見た目は、落ち着いた環境を好むユーザーにも最適です。
本記事では、この「MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OC」のスペック・冷却性能・ゲーミングベンチマーク・静音性を徹底レビュー。
上位モデル「GAMING TRIO」やホワイトモデルとの違いも比較しながら、その実用派ハイエンドGPUとしての魅力を深掘りしていきます。
- MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OCのスペックと特徴
- TORX FAN 5.0×トリプルファン構成による冷却性能と静音性の実力
- RTX 4090/4080とのベンチマーク比較とパフォーマンス差
- GAMING TRIOとの違いと選び方のポイント
- 実用性重視のハイエンドGPUとしておすすめできる理由

今回の記事では、MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OCについてご紹介していくよ!
MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OCとは?
「MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OC」は、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用した次世代GPU「GeForce RTX 5080」を搭載する、MSIの実用重視ハイエンドモデルです。
上位シリーズであるGAMING TRIOやSUPRIMよりも価格を抑えつつ、高性能・高冷却・高静音というバランスを重視して設計されています。
GPUには10,752基のCUDAコアと16GBのGDDR7メモリ(30Gbps)を搭載し、AIによる描画最適化技術「DLSS 4」や第4世代RTコアによるレイトレーシングに対応。
4K解像度や高設定ゲーミングでも安定したフレームレートを実現する、最新世代のハイパフォーマンスGPUです。
VENTUSシリーズは、MSIの中でも“実用性”を重視したモデルライン。
GAMING TRIOのような派手なRGBライティングは省き、冷却性・静音性・耐久性を重視した構造を採用しています。
そのため、「性能は妥協せず、コスパよくハイエンド環境を構築したい」というユーザーにぴったりの選択肢です。
冷却にはMSI独自の「TORX FAN 5.0」を採用。
2枚のファンブレードをリング状に結合することで、風圧を一点に集中させる構造となっており、
従来モデルと比較してエアフロー効率が最大23%向上。
さらに、3基の大型ファン+ヒートシンク構成により、RTX 5080の発熱をしっかりと抑制します。
また、Zero Frozr機能により低負荷時にはファンが完全停止し、アイドル状態では静音性を極限まで高める設計。
ゲーミングだけでなく、普段使いや動画視聴時にも快適な動作環境を保ちます。
外観はマットブラックを基調とした落ち着いたデザイン。
メタリックなラインとバックプレートがアクセントとなり、どんなPCケースにも自然に馴染みます。
RGBライティングをあえて省くことで、ビジネス用途や静音PC構築にもマッチする上品な仕上がりとなっています。
スペック表|RTX 5080 VENTUS 3X OCの基本仕様

「MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OC」は、最新世代のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用し、AIレンダリングやレイトレーシング性能を大幅に強化したハイエンドGPUです。
16GBのGDDR7メモリ(30Gbps)を搭載し、4K~8K環境でも圧倒的な描画性能を発揮します。
また、TORX FAN 5.0×トリプルファン冷却構成とZero Frozr静音制御によって、高い冷却効率と静音性を両立しています。
項目 | 仕様内容 |
---|---|
製品名 | MSI GeForce RTX 5080 16G VENTUS 3X OC |
GPUアーキテクチャ | NVIDIA Blackwell |
CUDAコア数 | 10,752基 |
ベースクロック / ブーストクロック | – / 2640MHz(Extreme Mode:2655MHz) |
メモリタイプ / 容量 | GDDR7 / 16GB |
メモリ速度 | 30Gbps |
メモリバス幅 | 256-bit |
最大解像度 | 7680×4320(8K対応) |
映像出力端子 | DisplayPort 2.1 ×3、HDMI 2.1b ×1 |
最大同時出力数 | 4画面 |
インターフェース | PCI Express 5.0 |
消費電力(TDP) | 360W |
推奨電源ユニット | 850W以上 |
補助電源コネクタ | 16-pin(12VHPWR)×1 |
本体サイズ | 303 × 121 × 49 mm |
カラー | ブラック |
冷却機構 | トリプルファン(TORX FAN 5.0)+大型ヒートシンク構造 |
ベースプレート素材 | ニッケルメッキ銅製ベースプレート |
静音機能 | Zero Frozr(低負荷時ファン停止機能) |
保証期間 | 2年間(日本正規代理店製品) |
冷却性能と静音性|TORX FAN 5.0と大型ヒートシンクの効果

MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OCは、MSI独自の冷却技術である「TORX FAN 5.0」と大型ヒートシンクを組み合わせることで、高負荷な4Kゲーミングでも安定した温度と静音性を維持できるよう設計されています。
VENTUSシリーズの名にふさわしく、冷えるのに静かを実現した高効率冷却構造が大きな特徴です。
冷却の要となるのは、MSIが誇る最新設計のTORX FAN 5.0。
2枚のファンブレードをリング状に連結し、回転時の空気の流れを安定化。
これにより、静圧性能を高めつつ乱流を抑え、ヒートシンク全体に均等な風を送ることができます。
- 従来モデル比で最大23%のエアフロー効率向上
- ファンノイズは約3〜4dB低減
- 耐久性の高いダブルボールベアリング採用
3基のファンがそれぞれ最適な回転数で動作するため、冷却効率と静音性のバランスが非常に優れています。
GPUコアやメモリから発生する熱は、ニッケルメッキ銅製ベースプレートで素早く吸収され、複数のヒートパイプを通じて大型ヒートシンクへ効率的に分散されます。
ヒートシンクのフィンには空気抵抗を減らす工夫が施されており、高い冷却性能を静かに発揮します。
さらに、VRAMや電源回路(VRM)にも専用のサーマルパッドを配置し、ボード全体の温度分布を均等化。
長時間の高負荷ゲーミングやレンダリングでも安定して動作します。
MSI独自の静音機能「Zero Frozr」を搭載し、GPU温度が一定以下のときはファンを完全停止。
ネット閲覧や動画視聴などの軽い作業時には無音状態となり、静音PC構築にも最適です。
高負荷時にのみ自動でファンが回転を始めるため、効率的で快適な冷却制御が行われます。
状態 | GPU温度 | ファン回転数 | 騒音レベル |
---|---|---|---|
アイドル時(Zero Frozr作動) | 約36〜38℃ | 0RPM(停止) | 無音(30dB以下) |
高負荷時(4Kゲーミング) | 約69〜72℃ | 約1600RPM | 約39〜41dB |
温度・ノイズ共に非常に安定しており、冷却性能と静音性を見事に両立していることが分かります。
ゲーミング性能・ベンチマーク結果

MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OCは、最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用し、前世代(Ada Lovelace/RTX 4080シリーズ)から大幅に性能が進化しています。
AI処理性能、レイトレーシング効率、そしてDLSS 4による描画最適化により、4Kゲーミングでも高フレームレートを安定維持できる圧倒的なGPUパワーを発揮します。
各種ベンチマークでは、RTX 5080はRTX 4090比で約90〜95%の性能を記録。
RTX 4080と比較すると、約40%以上の性能向上が確認されています。
特にDLSS 4有効時はフレームレートがさらに20〜30%向上し、4K最高設定でも滑らかに動作します。
解像度 | 平均フレームレート (RTX 5080) | RTX 4090比 | RTX 4080比 |
---|---|---|---|
フルHD(1080p) | 約320fps | 95% | 145% |
WQHD(1440p) | 約250fps | 93% | 140% |
4K(2160p) | 約165fps | 90% | 142% |
この結果から、RTX 5080は4Kネイティブゲーミングを現実的にこなせるクラスであり、FPSやRPGなどジャンルを問わず、安定した高フレームレートを提供します。
RTX 5080では、NVIDIAの新技術「DLSS 4」により、AIによるフレーム生成がさらに進化。
従来よりも自然な補間処理が可能となり、画質を犠牲にせず最大2倍近いパフォーマンス向上を実現しています。
視覚的な違和感も少なく、AI処理と人間の感覚が融合した次世代描画体験を提供します。
第4世代RTコアにより、レイトレーシング時の処理効率も飛躍的にアップ。
光の反射・影・グローバルイルミネーション表現がさらに自然になり、リアルタイムで映画級のビジュアルを楽しめます。
タイトル | 設定 | 平均fps |
---|---|---|
Cyberpunk 2077 | RT Ultra + DLSS 4 | 約118fps |
Alan Wake 2 | RT High + DLSS 4 | 約110fps |
Forza Horizon 5 | Ultra | 約175fps |
Apex Legends | Max設定 | 約280fps |
Fortnite(Nanite+Lumen) | Epic設定 | 約230fps |
これらの結果からも、重量級タイトルでも4K/最高設定で快適プレイが可能なことが分かります。
RTX 5080はゲーミングだけでなく、AI処理やクリエイティブワークにも強力です。
- Blender / Unreal Engine 5:RTX 4080比で約1.4倍のレンダリング速度
- Adobe Premiere Pro / DaVinci Resolve:GPUアクセラレーションで書き出し速度30%短縮
- AIモデル学習(Tensor処理):RTX 4070 Ti比で約2倍のスループット
RTX 5080は、ゲーマーだけでなくクリエイターにも最適な万能GPUと言えるでしょう。
まとめ|RTX 5080 VENTUS 3X OCは安定性重視の実用派GPU
MSI GeForce RTX 5080 VENTUS 3X OCは、派手な装飾やRGB演出をあえて排除し、「性能・冷却・静音」の3つを高次元で両立した実用志向のハイエンドGPUです。
最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャと16GB GDDR7メモリを搭載し、RTX 4090に匹敵する圧倒的な性能を、よりスマートで扱いやすい形に凝縮しています。
冷却面ではTORX FAN 5.0×トリプルファン構成とZero Frozr技術によって、アイドル時は完全無音、高負荷時も70℃前後に安定する優れた温度管理を実現。
長時間の4Kゲーミングやクリエイティブ作業でも、安定動作と静音性をしっかり確保しています。
さらに、GAMING TRIOシリーズよりも軽量・コンパクトな303mm設計で、多くのPCケースに対応する点も大きな魅力。
「静かで強い、そして壊れにくいGPU」を求めるユーザーにぴったりの1枚です。
RTX 5080 VENTUS 3X OCは、まさに“実用性の王道”を行くハイエンドGPU。
最高クラスの性能を備えながら、過剰な装飾を排した堅実な設計は、「長く使える安心感」と「冷静な強さ」を求めるユーザーに理想的な選択肢です。
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