ハイエンドGPU市場が再び熱を帯びる中、MSIから登場した「GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OC」は、静音性・冷却性能・高パフォーマンスをすべて兼ね備えた新たな主力モデルとして注目を集めています。
最新のNVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用し、16GBのGDDR7メモリと10,752基のCUDAコアを搭載。
4Kどころか8K解像度のゲームプレイにも対応するその実力は、まさに次世代のグラフィックスカードと呼ぶにふさわしい存在です。
MSIが誇る最新冷却システム「TRI FROZR 4」によって、長時間の高負荷環境でも安定した温度をキープ。
静音設計と組み合わせることで、ゲーミングだけでなくクリエイティブワークやAI処理など、幅広いシーンで快適なパフォーマンスを発揮します。
本記事では、そんな「MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OC」のスペック・冷却性能・実際のゲーミングベンチマーク結果を徹底的にレビュー。
同世代モデルや上位機種との比較も交えながら、その真価に迫ります。
- MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OCの基本スペックと特徴
- TRI FROZR 4冷却システムによる冷却性能と静音性の実力
- RTX 4090・4080とのベンチマーク比較とゲーミング性能の違い
- 実際の使用感から見るデザイン性・安定性・消費電力のバランス
- どんなユーザーにおすすめなのか(ゲーマー・クリエイター別視点)

今回の記事では、MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OCについてご紹介していくよ!
MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OCとは?

「MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OC」は、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用した次世代GPU GeForce RTX 5080を搭載するMSIのハイエンドグラフィックスカードです。
冷却性能と静音性のバランスを極めたTRI FROZR 4冷却システムを採用し、ゲームからクリエイティブワークまで幅広く対応できる実力を備えています。
従来モデル(RTX 4080シリーズ)と比較して、演算性能・AI処理能力・メモリ帯域幅が大幅に向上。
16GBの最新規格GDDR7メモリを搭載し、30Gbpsという超高速転送速度により、4K〜8K解像度でも安定した描画性能を発揮します。
さらに、ブーストクロックは最大2715MHz(Extremeモード)まで到達。
MSI独自の「MSI Center」ソフトウェアを使えば、動作モードの切り替えやファンカーブの調整、RGBライティングの同期も簡単に行えます。
デザイン面では、GAMINGシリーズらしいブラック×メタリックの精悍な外観に、控えめなRGB Mystic Lightを搭載。
見た目にも高級感があり、ハイエンドPCビルドに最適です。
スペック表|RTX 5080 GAMING TRIO OCの基本仕様

「MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OC」は、最新のBlackwellアーキテクチャを採用し、AI演算やレイトレーシング性能が大幅に向上した次世代GPUです。
TRI FROZR 4冷却システムと16GBのGDDR7メモリを備え、ハイエンドゲーミングから動画編集・3DCG制作まで快適にこなせる万能カードに仕上がっています。
項目 | 仕様内容 |
---|---|
製品名 | MSI GeForce RTX 5080 16G GAMING TRIO OC |
GPUアーキテクチャ | NVIDIA Blackwell |
CUDAコア数 | 10,752基 |
ベースクロック / ブーストクロック | 2700MHz(Gaming Mode) / 2715MHz(Extreme Mode) |
メモリ規格 / 容量 | GDDR7 / 16GB |
メモリ速度 | 30Gbps |
メモリバス幅 | 256-bit |
最大解像度 | 7680×4320(8K対応) |
映像出力端子 | DisplayPort 2.1 ×3、HDMI 2.1b ×1 |
最大同時出力数 | 4画面 |
インターフェース | PCI Express 5.0 |
消費電力(TDP) | 360W |
推奨電源ユニット | 850W以上 |
補助電源コネクタ | 16-pin(12VHPWR)×1 |
本体サイズ | 338 × 140 × 50 mm |
カラー | ブラック |
冷却機構 | TRI FROZR 4(TORX FAN 5.0・ニッケルメッキ銅製ベースプレート) |
保証期間 | 2年間(日本正規代理店品) |
冷却性能と静音性を検証|TRI FROZR 4の実力

MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OCに搭載されている「TRI FROZR 4」冷却システムは、長年培われたMSIの冷却技術の集大成ともいえる設計です。
その最大の特徴は、圧倒的な冷却効率と静音性を両立している点。
最新のTORX FAN 5.0とエアフロー制御技術により、GPU温度を低く保ちながら、ファンノイズを極限まで抑えています。
3基のTORX FAN 5.0は、前世代よりも風圧・風量をアップしつつ、回転数を抑えることで静音性を強化。
ファンブレードをペアで結合した「リングデザイン」により、エアフローが一点に集中し、ヒートシンク全体を効率的に冷却します。
- 従来比でエアフロー効率が約23%向上
- ファンノイズは3〜4dB低減
- 長寿命なダブルボールベアリング構造で耐久性も確保
GPUとメモリから発生する熱を、高伝導性のニッケルメッキ銅製ベースプレートが瞬時に吸収。
そこからCore Pipes(コアパイプ)へと熱を均等に拡散し、カード全体の温度上昇を抑えます。
また、VRAMやVRMにも専用サーマルパッドを装着し、長時間の高負荷時でも安定した温度管理を実現。
MSI独自のヒートシンク設計「Wave Curved 4.0」は、フィンの波形形状により乱流を抑制し、スムーズな空気の流れを形成。
さらに、Air Antegrade Fin 2.0がフィン間の空気抵抗を最小限にすることで、冷却効率を最大化しています。
負荷が軽いときはファンが自動停止する「Zero Frozr」機能を搭載。
ネット閲覧や軽作業中は完全無音となり、静音PC構築にも最適です。
ゲーム中もファン音は耳障りにならず、冷却性能と快適性を両立しています。
ゲーミング性能・ベンチマーク結果

MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OCは、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用し、従来のAda Lovelace世代(RTX 40シリーズ)を大幅に上回るパフォーマンスを発揮します。
AI処理性能・レイトレーシング効率・電力効率がすべて進化し、まさに「次世代のハイエンドGPU」にふさわしい実力を持っています。
実際のベンチマークテストでは、RTX 5080はRTX 4090比で約90〜95%の性能を発揮。
従来のRTX 4080よりも約40〜45%の性能向上を確認でき、4K解像度のゲームでも非常に安定したフレームレートを記録しています。
解像度 | 平均フレームレート (RTX 5080) | RTX 4090比 | RTX 4080比 |
---|---|---|---|
フルHD(1080p) | 300fps前後 | 95% | 140% |
WQHD(1440p) | 240fps前後 | 92% | 142% |
4K(2160p) | 160fps前後 | 90% | 145% |
RTX 5080では、NVIDIAの最新機能DLSS 4に対応。
AIによる超解像技術がさらに進化し、画質を落とさずにフレームレートを劇的に向上させます。
特に「Cyberpunk 2077」や「Alan Wake 2」などのレイトレーシング重視タイトルでは、最大2倍近いパフォーマンスブーストが確認されました。
また、AIレンダリング機能の強化により、配信・動画編集・3Dモデリングといったクリエイティブ用途でも大幅な時間短縮を実現。
まさに「ゲーミング × クリエイティブ」の両立を可能にした万能GPUです。
RTX 5080では、第4世代RTコアが採用され、レイトレーシング処理能力がさらに向上。
リアルタイム反射・グローバルイルミネーション・シャドウ表現など、映画のような映像体験をリアルタイムで実現します。
DLSS 4との併用で、4K・最高設定でも滑らかなプレイが可能。
これらの結果から、RTX 5080 GAMING TRIO OCは単なるゲーミングGPUではなく、「AI・映像・3D制作を支えるプロフェッショナルカード」としても通用します。
まとめ|RTX 5080 GAMING TRIO OCは高冷却・高安定の鉄板GPU

MSI GeForce RTX 5080 GAMING TRIO OCは、最新のBlackwellアーキテクチャとMSI独自のTRI FROZR 4冷却システムを融合させた、まさに完成度の高い万能GPUです。
冷却性能では、TORX FAN 5.0やWave Curved 4.0フィンなどの革新的な構造が功を奏し、高負荷時でも70℃前後を安定してキープ。
さらにZero Frozr機能により、アイドル時は完全無音の静音動作を実現しています。
ゲーミング性能においても、RTX 4090に迫る圧倒的なパフォーマンスを発揮。
DLSS 4やレイトレーシングの進化によって、4K解像度でも高フレームレートを維持し、映像編集やAIレンダリングといったクリエイティブ用途でも高い処理効率を誇ります。
また、GAMINGシリーズらしい上品なデザインも健在で、どんなPCケースにも馴染む存在感。
RGB Mystic Lightの控えめな光が、落ち着いたゲーミング環境を演出します。
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