マインクラフトをさらに自由に、さらに奥深く楽しみたいなら、MODサーバーの構築がおすすめです。
新しいブロックやアイテム、モンスター、バイオームを追加したり、武器やツールを自由にカスタマイズしたりと、バニラでは味わえない体験が広がります。
しかし、いざMODサーバーを立てようとしても「どうやって作るの?」「MODの入れ方が分からない」「友達と同じ環境にするには?」といった疑問や不安が多く、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
特にJava版限定という点や、バージョン統一・負荷対策といった運用上の注意点は、初心者が見落としやすいポイントです。
本記事では、MODサーバーの基礎知識から立て方、人気MOD10選、運用時の注意点やトラブル解決方法までをまとめて解説します。
これを読めば、今日からあなたも安全で快適なMODサーバーを構築し、仲間と特別なマイクラ世界を共有できるようになります。
- マイクラMODサーバーの基本とバニラサーバーとの違い
- MODサーバー構築に必要なソフト・PCスペック・ネット環境
- ForgeやFabricを使ったMODサーバーの立て方【手順付き】
- 2025年版おすすめ人気MOD10選とその特徴
- 安全に運用するための注意点とトラブル解決方法

今回の記事ではマイクラサーバーの入り方ついてご紹介していくよ!
マイクラMODサーバーとは?

マイクラMODサーバーとは、通常のマインクラフトサーバー(いわゆるバニラサーバー)にMOD(Modification)と呼ばれる追加コンテンツを導入し、ゲーム内容を拡張したマルチプレイ環境のことです。
MODを使うことで、新しいブロックやアイテム、モンスター、バイオーム、さらには高度なゲームシステムまで追加でき、バニラでは体験できないカスタム要素満載のマルチプレイが可能になります。
バニラサーバーが「公式の標準ルールで遊ぶマイクラ」だとすれば、MODサーバーは「自分たち好みに改造されたマイクラの世界」と言えるでしょう。
特にJava版のマインクラフトでは、ForgeやFabricといったMOD対応のサーバープラットフォームを使うことで、複数のMODを組み合わせた自由度の高い環境を作れます。
なお、MODサーバーはJava版でのみ利用可能で、統合版(Bedrock Edition)では基本的にMODは使えません。
統合版にもアドオンという拡張はありますが、Java版MODほど自由度は高くありません。
つまり、MODサーバーは「無限に広がるマイクラの可能性」をマルチプレイで共有できる場所です。
友達とオリジナル要素満載の世界を楽しみたいなら、MODサーバーの構築は大きな魅力になります。
MODサーバーを立てる前に必要な準備
マイクラMODサーバーをスムーズに構築するには、必要なソフトやハード、ネット環境、そして最低限の知識を事前にそろえておくことが重要です。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
必要ソフト | Minecraft Java Edition | MODはJava版専用 |
サーバーソフト | Forge または Fabric | MODの対応状況で選択 |
PCスペック | メモリ8GB以上(4GB以上をサーバーに割当) | CPU・SSDも高性能推奨 |
ネット回線 | 光回線など高速回線 | VPSなら回線込み |
その他 | ポート開放の知識、またはVPS契約 | 自宅運用の場合は必須 |
準備不足のまま始めてしまうと、インストールや設定でつまずき、プレイどころではなくなってしまいます。
まず必要なのは、Minecraft Java Editionです。
MODはJava版でしか利用できないため、統合版(Bedrock Edition)を持っていてもMODサーバーは構築できません。
また、サーバーをMOD対応にするためには、ForgeやFabricといったMOD対応のサーバーソフトが必須になります。どちらを選ぶかは導入したいMODの対応状況によります。
次に、PCのスペックも確認しましょう。
MODはバニラよりもデータ量や処理負荷が増えるため、CPU・メモリ・ストレージに余裕が必要です。
特にメモリは最低でも8GB以上(うちサーバーに4GB以上割り当て推奨)が目安です。
さらに、安定したインターネット回線も欠かせません。
サーバーを自宅で運用する場合は、光回線などの高速回線が望ましく、ポート開放が可能なルーターも必要です。
VPSや専用サーバーを使う場合は、回線の安定性とサーバー性能のバランスを見極めましょう。
マイクラMODサーバーの立て方【手順】
MODサーバーの構築は難しそうに見えますが、必要なソフトをそろえて正しい手順で進めれば初心者でも可能です。
ここではJava版を前提に、Forgeを使った方法を例に解説します(Fabricの場合もほぼ同じ流れです)。
内容 | 補足 |
---|---|
Minecraft Java EditionとForge/Fabricを用意 | MOD対応のバージョンを選ぶ |
サーバーファイルを展開して初回起動 | eula.txtをtrue に変更 |
mods フォルダにMODを導入 | クライアントにも同じMODを入れる |
サーバーを起動して接続 | ポート開放 or VPS情報を共有 |
友達を招待してプレイ | MOD環境が一致している必要あり |
まず、Minecraft Java Editionと、導入したいMODが対応しているForgeまたはFabricを用意します。
Forgeは公式サイトから、FabricはFabric公式サイトから最新版をダウンロードできます。
サーバー用とクライアント用の両方が必要です。
Forge対応のMODを利用する場合はこちらからダウンロードしてください。
Fabric対応のMODを利用する場合はこちらからダウンロードしてください。
次に、ダウンロードしたサーバーファイルをPCの任意のフォルダに展開し、初回起動で生成されるeula.txtを開いてeula=trueに変更します。
これで利用規約に同意したことになり、サーバーが起動できるようになります。
その後、modsフォルダに導入したいMODファイル(.jar)を入れます。
プレイヤー側のクライアントにも同じMODを入れないと接続できないので注意しましょう。
最後に、ローカルで遊ぶ場合はポート開放を行い、友達に自分のグローバルIPとポート番号を伝えます。
VPSやレンタルサーバーの場合は、契約後に提供されるサーバー情報(IP・ポート)を共有すればOKです。
おすすめの人気MOD10選【2025年版】
MODサーバーを作るなら、導入するMOD選びも楽しみの一つです。ここでは、2025年時点で人気が高く、マルチプレイに向いているMODをジャンル別に紹介します。
すべてJava版対応で、ForgeまたはFabricのどちらかに対応しています。
MOD名 | 概要 | 特徴・魅力 |
---|---|---|
Biomes O’ Plenty | 90種類以上の新バイオームを追加 | 探索好きにおすすめ、風景が大幅に多様化 |
Just Enough Items(JEI) | アイテムレシピ表示ツール | クラフト初心者でもレシピがすぐ確認できる |
JourneyMap | リアルタイムマップ&ミニマップ | 地図を常に表示、拠点マークや探索履歴管理 |
Iron Chests | 大容量チェスト追加 | 倉庫整理に最適、色別で用途管理も可能 |
Tinkers’ Construct | カスタム武器・ツール作成 | 性能や外見を自由に改造できる鍛冶システム |
Applied Energistics 2 | 自動倉庫・ネットワーク管理 | アイテム管理をデジタル化、自動化も可能 |
Pam’s HarvestCraft 2 | 大量の作物・料理追加 | 農業・料理要素が充実、生活系サーバーに◎ |
MrCrayfish’s Furniture Mod | 家具や装飾品を多数追加 | インテリア重視の建築勢に人気 |
Alex’s Mobs | 個性的な動物・モンスター追加 | 見た目や行動がユニークで世界が賑やかに |
The Twilight Forest | 新たな次元&ボス戦 | 冒険・探索好きに大人気の大型追加ワールド |
Biomes O’ Plenty
90種類以上の多彩なバイオームを追加し、マイクラの世界を一変させる大型MOD。自然環境のバリエーションが豊かになり、冒険や拠点建築の可能性が大きく広がります。探索重視のサーバーに最適です。
Just Enough Items(JEI)
すべてのアイテムやブロックのレシピをゲーム内で即座に確認できる便利MOD。MODで追加されたアイテムも一覧表示され、クラフト作業の効率が大幅に向上します。初心者にもおすすめ。
JourneyMap
リアルタイムでマップを表示し、探索範囲や拠点位置を記録できるナビゲーションMOD。迷子防止や拠点間移動に役立ち、仲間との位置共有機能も備えています。冒険系サーバーの必須MOD。
Iron Chests
鉄や金、ダイヤなどの素材で作る大容量チェストを追加。収納力が大幅に向上し、倉庫整理がスムーズに行えます。素材ごとの色分けも可能で、見た目の統一感も出せる便利なストレージMODです。
Tinkers’ Construct
武器やツールを素材・形状・特性ごとに自由にカスタマイズできる鍛冶システムMOD。性能を細かく調整でき、独自の装備を作成可能。戦闘や採掘の効率をプレイスタイルに合わせて最適化できます。
Applied Energistics 2
アイテム管理を完全デジタル化し、自動倉庫やネットワーク連携を可能にする工業系大型MOD。大量のアイテムをコンパクトに収納し、自動クラフトで作業時間を大幅短縮します。
Pam’s HarvestCraft 2
数百種類の作物や料理を追加し、農業や食生活を大幅に拡張する生活系MOD。畑作りや料理がより本格的になり、農業系サーバーや生活重視のワールドに最適なコンテンツです。
MrCrayfish’s Furniture Mod
椅子や机、照明、キッチン家具など、建築の内装を彩る家具を多数追加。デザイン性と実用性を兼ね備えた家具で、リアルな家や店舗の再現が可能になります。建築好きに人気。
Alex’s Mobs
現実世界やファンタジーの動物・モンスターを多数追加する生物拡張MOD。動きや行動がリアルで、生態系が豊かに。世界に賑やかさと新たな発見をもたらします。
The Twilight Forest
独自の次元「黄昏の森」を追加し、ダンジョンやボス戦を楽しめる大型冒険MOD。幻想的な景観と多彩なギミックがあり、長時間の探索や協力プレイに向いています。
MODサーバー運用時の注意点
MODサーバーを安定して運用するためには、MODのバージョン統一、サーバー負荷対策、配布元の安全性確認など、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
特にマルチプレイでは、参加者全員が同じMOD環境をそろえていないと接続できないため、事前の情報共有が重要です。
注意点 | 内容 | 対策 |
---|---|---|
MODバージョン統一 | サーバーとクライアントで異なると接続不可 | 事前にMODリストを配布 |
サーバー負荷対策 | MOD数や規模に応じて負荷が増加 | メモリ増設・不要MOD削除 |
配布元の安全性確認 | 非公式サイトは危険性あり | CurseForgeなど信頼できるサイトを利用 |
バックアップの実施 | データ破損やMOD変更時に備える | 定期的にワールドデータを保存 |
権限管理 | 荒らしや不正行為を防ぐ | 権限プラグインやホワイトリスト導入 |
まず、MODのバージョン統一は必須です。
サーバー側とクライアント側(プレイヤー側)のMODが1つでも異なると、接続エラーやクラッシュの原因になります。
配布するMOD一覧やバージョン番号をまとめたテキストファイルを用意すると、参加者が同じ環境を簡単に構築できます。
次に、サーバー負荷対策も考えましょう。
大型MODや大量のMODを同時に導入すると、CPUやメモリ使用量が急増し、ラグやサーバーダウンの原因になります。
サーバーに割り当てるメモリを増やしたり、不要なMODを削除して最適化することが重要です。
また、MODの配布元の安全性を確認することも忘れてはいけません。
公式サイトや信頼できる配布プラットフォーム(CurseForgeなど)以外からダウンロードすると、ウイルスや不正プログラムが含まれている場合があります。
必ず安全な場所から入手しましょう。
MODサーバーでよくあるトラブルと解決方法
MODサーバーは自由度が高い反面、バニラサーバーにはないトラブルが発生しやすいのも事実です。
特に、バージョン違いやMOD競合、サーバー負荷などが原因で接続できなかったり、ワールドが壊れたりするケースが少なくありません。
トラブル内容 | 主な原因 | 解決方法 |
---|---|---|
接続できない | MODやバージョンの不一致 | MODパックで統一、リスト配布 |
クラッシュ | MOD同士の競合 | 問題のMODを外してテスト |
重い・ラグがひどい | サーバー負荷過多 | メモリ増加、不要MOD削除 |
データ破損 | MOD更新・削除による不整合 | 定期バックアップ、古いバージョンで復元 |
エラー表示 | 設定ファイルの不備 | コンフィグ再設定、再生成 |
ここでは代表的なトラブルと、その解決方法を整理します。
まず、最も多いのがサーバーとクライアントのMOD環境の不一致です。
1つでも異なるMODや違うバージョンが入っていると接続できません。
解決策は、全員が同じMODリストとバージョンを使用すること。
事前にMODパックとしてまとめて配布すればミスを防げます。
次に多いのがMOD同士の競合です。
特定のMOD同士が干渉してクラッシュしたり、アイテムや機能が正常に動作しない場合があります。
新しいMODを導入した際に問題が出たら、一度そのMODを外してテストし、競合の原因を特定します。
また、サーバー負荷によるラグやクラッシュも注意点です。
特に大型MODや自動化MODは、アイテム処理やワールド生成の負荷が高くなります。
サーバーに割り当てるメモリを増やす、チャンク読み込み範囲を狭める、不要なMODを削除することで軽減できます。
さらに、ワールドデータの破損も珍しくありません。
MOD更新や削除後に起動すると、既存データと不整合が生じて読み込めなくなることがあります。
これを防ぐには、定期的なバックアップが必須です。
まとめ|MODサーバーでマイクラの自由度は無限大

MODサーバーは、バニラのマインクラフトでは味わえない新しいブロックやアイテム、バイオーム、システムを追加し、遊び方を無限に広げてくれる魅力的な環境です。
Java版専用ではありますが、MODを使えば建築、冒険、農業、工業など、自分たちの好みに合わせたカスタムワールドを作れます。
構築自体は手順を守れば初心者でも可能ですが、MODのバージョン統一やサーバー負荷対策、安全な配布元からの入手といった運用面の注意が不可欠です。
また、トラブルを防ぐために定期的なバックアップを取り、問題発生時には迅速に原因を特定できる環境を整えておきましょう。
自由度が高い分、準備と管理が重要なMODサーバーですが、運営がうまくいけばバニラの何倍も奥深いマイクラ体験が待っています。
仲間と協力して作るカスタムワールドは、あなたのマイクラライフを一段と特別なものにしてくれるでしょう。
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