ゲーミングモニター市場では、ハイスペック化が進む一方で、コスパ重視のユーザーからは「1万円台でまともなゲーミングモニターはないの?」という声も根強いです。
そんな中、Amazonベーシックから登場した24インチのフルHDゲーミングモニターが注目を集めています。
一見すると非常にお得ですが、実際の性能や使用感はどうなのでしょうか?
この記事では、スペック・使用感・競合比較・注意点まで、率直にレビューしていきます。
- Amazonベーシック製ゲーミングモニター(24インチ・165Hz)のスペック・性能
- 実際にゲームや作業に使ってみた使用感のリアルなレビュー
- スピーカーや角度調整などの付加機能の詳細
- 他社製モニターとの価格・性能比較
- 購入前に注意すべきポイントと使用時のチェック項目
- 「この価格でこの性能は買いか?」という結論とおすすめ度

今回の記事ではAmazonベーシック ゲーミングモニターについてご紹介していくよ!
Amazonベーシック ゲーミングモニターの主なスペック

項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | Amazonベーシック ゲーミングモニター 24インチ |
型番 | G24M2020GJP |
画面サイズ | 24インチ |
解像度 | フルHD(1920 × 1080) |
パネル種類 | IPS |
リフレッシュレート | 最大165Hz |
応答速度 | 1ms(GtG) |
同期技術 | Adaptive Sync対応 |
スピーカー | 内蔵(ステレオ) |
映像入力端子 | HDMI 2.0 ×1、DisplayPort 1.4 ×1 |
調整機能 | スイベル(左右)・チルト(上下)対応 |
VESAマウント | 対応(100×100mm) |
本体サイズ | 約 54 × 26 × 42 cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 約3.9kg |
保証期間 | 1年間限定保証 |
カラー | ブラック |
発売元 | Amazonベーシック(Amazon Basics) |
参考価格(税込) | 通常価格:16,799円セール価格:15,119円(2025年7月現在) |
165Hzを有効にするには、DisplayPort 1.4またはHDMI 2.0以上のケーブルとポートが必要です。
初回使用時はパネル表面にある保護フィルム(日付コード付き)を剥がすことが推奨されています。
実際の使用感|ゲーム・作業に使ってみた

このモニターの最大の魅力はやはり165Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度です。
Apex LegendsやVALORANTなどのFPSゲームでは、マウスの動きに画面がしっかり追従してくれるため、照準がブレずエイムが合わせやすい印象。
1msの応答速度による残像の少なさは、特に動きの速いシーンで効果的。
Adaptive Sync対応により、ティアリングやカクつきも抑えられ、ミドルクラス以上のGPUと組み合わせれば非常にスムーズな描画が可能です。
動画視聴・日常用途も快適

IPSパネルを採用しているため、視野角が広く、色の発色も自然です。
NetflixやYouTubeの視聴も問題なく、エンタメ用としても十分合格点。
WebブラウジングやOfficeソフトでの作業もストレスフリー。
ブルーライトカット機能はないものの、目の疲れは控えめ。
スピーカーの音質はおまけレベル
スピーカーは内蔵されていますが、音質は中~低評価。
ボリュームは出ますが、音の厚みや低音は乏しいため、本格的なゲーム・映画鑑賞では外部スピーカーやヘッドセットの使用を推奨。
とはいえ、ちょっとした通知音やブラウジング中のBGM再生には便利。
操作性・設置性
OSD(画面設定メニュー)の操作は物理ボタン式で、直感的ではないものの設定は一通り可能。
スタンドはスイベル(左右)・チルト(上下)に対応しており、目線に合わせやすい。
VESAマウント(100×100mm)に対応しているので、モニターアームでの運用も可能。机まわりをスッキリさせたい人にも◎。
総合評価:想像以上に使えるゲーミングモニター

項目 | 評価 |
---|---|
ゲーム性能 | ★★★★☆(165Hz・1msの快適さ) |
映像品質 | ★★★★☆(IPSとしては標準レベル) |
スピーカー | ★★☆☆☆(最低限) |
操作性 | ★★★☆☆(物理ボタンがやや不便) |
コスパ | ★★★★★(セール価格で1.5万円前後) |
「安いから妥協」ではなく、「この価格でここまでできるのか」と驚ける製品です。とくにゲーミングモニター入門としては、十分すぎる性能を持っています。
スピーカーや調整機能について

Amazonベーシックのこのモニターにはステレオスピーカーが内蔵されていますが、正直なところ音質は最低限です。
モニターの角度調整・設置性は?
このモデルはスイベル(左右)とチルト(上下)に対応しており、設置時の柔軟性はしっかり確保されています。
VESAマウントで自由度UP

本製品はVESAマウント(100×100mm)対応なので、以下のような拡張も可能です。
シンプルなスタンド構造でも使えますが、モニターアームを導入すれば、姿勢改善やデスクの省スペース化にも繋がります。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
スピーカー | ★★☆☆☆ | 音質は最低限。外部スピーカー推奨 |
チルト調整 | ★★★★☆ | 自然な角度調整が可能 |
スイベル機能 | ★★★★☆ | 左右の微調整がしやすい |
VESA対応 | ★★★★★ | モニターアームや壁掛け運用に◎ |
高さ調整 | × | スタンドでは不可(アームで代替可能) |
競合モデルとの比較

Amazonベーシック ゲーミングモニター(24インチ・165Hz)と、同価格帯・同スペック帯の競合モデル4機種との比較表をまとめました。
価格・性能・付加価値を軸に、どれが「買い」なのかが分かる構成です。
製品名 | リフレッシュレート | 応答速度 | パネル種類 | 参考価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Amazonベーシック G24M2020GJP | 165Hz | 1ms | IPS | 約15,119円(セール) | スピーカー付きで最安級 |
Pixio PX248 Prime S | 165Hz | 1ms | IPS | 約17,800円 | 色再現が高評価。応答性能も良好 |
ASUS VG246H | 75Hz | 1ms | IPS | 約16,800円 | 安定のASUSブランド・ややスペック控えめ |
I-O DATA EX-LDGC251TB | 144Hz | 0.6ms | TN | 約18,700円 | 応答速度特化型。色味は劣るがFPS特化 |
Acer Nitro VG240Ybmiix | 75Hz | 1ms | IPS | 約14,000円 | 安価だがリフレッシュレートが低め |
結論|Amazonベーシックは「最初のゲーミングモニター」として最適解
ユーザータイプ | おすすめ機種 |
---|---|
初心者・コスパ重視 | Amazonベーシック G24M2020GJP |
FPSを本格的にやりたい | Pixio PX248 Prime S or I-O DATA EX-LDGC251TB |
色の正確さを重視する | Pixio PX248 Prime S |
信頼性・サポートを重視 | ASUS VG246H |
同価格帯のモニターは「スペックが似ていても付加価値に違い」が出やすいため、スピーカー内蔵・VESA対応・IPS・165Hzのバランス型を求めるなら、Amazonベーシックは非常に堅実な選択肢です。
注意点|購入前に確認すべきポイント

このモニターの最大リフレッシュレート(165Hz)を利用するには、接続ポートとケーブルの両方が対応している必要があります。
高性能PCでも、古いHDMIケーブルを使っていては165Hz出ません。
注意点 | 理由・対策 |
---|---|
接続ポート・ケーブルの対応確認 | 165Hzで使うにはDP1.4かHDMI2.0が必須 |
保護フィルムの剥がし忘れ | 画質不良と誤解しないために注意 |
スピーカー音質 | 外部スピーカーがあると安心 |
高さ調整 | VESAマウントでアーム導入を検討 |
サポートの簡素さ | Amazon経由対応が基本。細かい設定が不要な人向け |
まとめ|この価格でこの性能は買い

Amazonベーシックから登場した24インチゲーミングモニターは、税込15,000円前後で165Hz・1ms・IPSパネル・スピーカー・VESA対応というフル装備を備えた、まさに価格破壊とも言える製品です。
一方で、スピーカーの音質は最低限、高さ調整ができないといった弱点もありますが、価格を考えれば許容範囲でしょう。
「安くてもしっかりゲームができるモニターがほしい」「とりあえずリフレッシュレートの高いモニターを試したい」
そんなあなたには、このAmazonベーシック製モニターはまさに買いの一台。
コストを抑えながらもしっかりゲーム環境を整えたい人には、これ以上ない選択肢です。
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