【プラグイン】ViaVersionの使い方と導入方法|マルチバージョン対応

Minecraftでマルチプレイサーバーを運営していると、避けて通れないのが「クライアントとサーバーのバージョン違い」の問題です。

アップデートが来るたびに「まだ対応していないから入れない」「バージョンを下げて」なんてやり取り、正直めんどうですよね。

そんな悩みを一発で解決してくれるのが、今回紹介するプラグイン「ViaVersion(ビアバージョン)」です。

ViaVersionを使えば、サーバーは古いバージョンのままでも、新しいバージョンのクライアントを受け入れることが可能になります。

この記事では、ViaVersionの導入方法や使い方、注意点、さらにはよくあるトラブルの対処法まで、わかりやすく解説します。

はじめて導入する方でも安心して使えるよう、完全ガイド形式でお届けします。

この記事を読むことでわかること
工藤

ViaVersionとは?

引用:Spigot MC

ViaVersion(ビアバージョン)とは、Minecraftのクライアントとサーバーのバージョンの違いを吸収してくれるプラグインです。

通常、Minecraftは「サーバーのバージョン」と「プレイヤーのクライアントのバージョン」が一致していないと接続できません。

ですが、ViaVersionを導入することで、新しいバージョンのプレイヤーが、古いバージョンのサーバーに入れるようになります。

例えばこんな時に便利!

  • サーバーは「1.20.1」なのに、プレイヤーが「1.20.4」で接続しようとしている
  • アップデート直後に「まだプラグインが対応してないから古いまま運用したい」
  • なるべく多くのバージョンに対応してプレイヤー数を減らしたくない

こんなとき、ViaVersionがあれば古いサーバーでも最新クライアントを許可できるため、運営の柔軟性が大きく向上します。

対応サーバーと補助プラグイン

ViaVersion単体では「新しいクライアント → 古いサーバー」の接続しかできません。「古いクライアント → 新しいサーバー」に対応したい場合は、以下のプラグインも一緒に入れましょう

補助プラグイン

  • ViaBackwards:古いバージョンのクライアントを許可
  • ViaRewind:1.8以前のクライアントも対応可能に

インストール手順

ViaVersionの導入はとてもシンプルで、基本的にはプラグインフォルダに入れるだけでOKです。

ただし、使っているサーバーがSpigot / Paperか、BungeeCord / Velocityかによって設定が異なるので、それぞれに分けて解説します。

Spigot / Paper サーバーへの導入方法

  1. 公式サイトからダウンロード
  2. ダウンロードした.jarファイルを、サーバーの/plugins フォルダにコピー
  3. サーバーを再起動する(※/reloadは推奨されていません)
  4. インストール完了!

BungeeCord / Velocity 環境での導入方法

パターン①:バックエンドサーバーに導入(推奨)

BungeeCord や Velocity の配下にある Spigot/Paperサーバーに直接 ViaVersion を入れる方法。互換性が最も高く、安定動作します。

  1. /pluginsにViaVersionを設置
  2. 各サーバーで再起動

パターン②:プロキシ側に導入(対応アドオン必要)

BungeeCord や Velocity に直接導入したい場合は、以下のアドオンが必要です。

  1. 対応アドオンをダウンロード
  2. pluginsフォルダ(または/modsフォルダ)に配置
  3. プロキシを再起動

プロキシを使う場合も、基本的にはバックエンドサーバー側に入れる方が安定します。

よくある質問(FAQ)

  • 新しい装備が表示はされても、機能は使えないことがあります
  • 新要素(例えばカエルやラクダなど)は使えません
  • ラグのある接続
  • リソースパックの自動読み込み
  • 一部のMOD環境

ViaVersionのコマンド一覧

ViaVersionのコマンドを使用するには、以下の権限ノードが必要です。

※通常は「OP権限」があればすべてのコマンドが使用できます。

ViaVersionのコマンドは、バージョン管理やトラブルシューティングに非常に役立ちます

特にマルチバージョン環境では、/viaver listの活用頻度が高いでしょう。

まとめ|ViaVersionでマルチバージョン対応を簡単に!

Minecraftのアップデートは頻繁に行われますが、サーバーのバージョン管理は簡単ではありません。

ViaVersionを使えば、サーバーのバージョンをすぐに更新しなくても、新しいバージョンのクライアントから接続できる環境を整えることができます。

導入方法は非常にシンプルで、プラグインフォルダにファイルを入れて再起動するだけ。

SpigotやPaperといった一般的なサーバー環境に加え、BungeeCordやVelocityといったプロキシサーバーにも対応しています。

さらに、ViaBackwardsやViaRewindを併用することで、古いクライアントの接続にも対応可能になり、より幅広いユーザー層を受け入れられるようになります。

もちろん、設定や接続状況の確認、トラブルの原因調査にも役立つコマンドが豊富に用意されており、サーバー運営者の負担を最小限に抑えてくれます。

プレイヤーを逃さない柔軟なサーバー運営を目指すなら、ViaVersionの導入は必須です。
この機会にぜひ試してみてください。

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工藤

最後までご覧いただき、ありがとうございました!私個人に対する質問やご相談は@XAozameXのDMまでご連絡ください。

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