次世代GPU「GeForce RTX 5070」を搭載したMSIの注目モデル「VENTUS 2X OC」が登場。
コンパクトなデュアルファン設計ながら、最新アーキテクチャ「Blackwell」やDLSS 4、GDDR7メモリなど、ハイエンドに迫るスペックをしっかり搭載。
「大きなGPUは入らないけど、性能に妥協したくない」「静かで冷える、省スペースなグラボがほしい」そんなニーズに応えるのがこのVENTUS 2Xです。
この記事では、実機スペックや冷却構造、GAMING・INSPIREとの違いを比較しながら、RTX 5070 VENTUS 2X OCの魅力を分かりやすく解説していきます。
- MSI RTX 5070 VENTUS 2X OC のスペックと基本性能
- WQHDや4Kゲーミングにおける実力
- TORX FAN 5.0 搭載による冷却・静音性能
- 他のMSI製RTX 5070モデル(GAMING、INSPIRE)との違い
- コスパ・サイズ感・静音性を重視するユーザーに最適な理由

今回の記事ではMSI RTX 5070 VENTUS 2X OCについてご紹介していくよ!
デザインと外観|シンプルで力強いブラック筐体

MSI RTX 5070 VENTUS 2X OCは、機能性重視のシンプルなデザインが特徴です。
ブラックを基調とした筐体は派手なRGB演出こそありませんが、堅実で無骨な印象を与え、どんなPCケースにもなじみやすい外観に仕上がっています。
外装には控えめながらエッジの効いたラインが施されており、高性能なハードウェアらしい力強さを感じさせます。
また、236×126×50mmというコンパクトなサイズは、ミドルタワーはもちろん、スモールフォームファクターのケースにも組み込みやすいのが大きな魅力。
メタルバックプレートには通気孔を設けることで放熱性と剛性を両立。
実用性と耐久性を兼ね備えた、まさに「質実剛健」なデザインとなっています。
光らせる必要のない静かに高性能を求めるユーザーにぴったりの1枚です。
スペック一覧|RTX 5070 VENTUS 2X OCの基本性能

MSIの「GeForce RTX 5070 VENTUS 2X OC」は、NVIDIAの次世代アーキテクチャ「Blackwell」を採用したグラフィックボードです。
WQHD〜4Kゲーミングやクリエイティブ用途にも対応する堅実な性能を備えており、省スペースかつ高効率なデュアルファン設計が魅力です。
項目 | 内容 |
---|---|
GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070(Blackwell) |
CUDAコア数 | 6,144 |
ブーストクロック | 最大 2,557 MHz(Extreme Performance) |
メモリ仕様 | 12GB GDDR7(192-bit) |
メモリクロック | 28 Gbps |
バスインターフェース | PCI Express 5.0 |
映像出力 | DisplayPort 2.1b ×3、HDMI 2.1b ×1 |
最大解像度 | 7680×4320(8K対応) |
最大同時出力 | 4画面 |
TDP(消費電力) | 250W(推奨電源 650W以上) |
冷却機構 | TORX FAN 5.0(デュアルファン)、ニッケルメッキ銅製ベースプレート、Core Pipes、メタルバックプレート |
サイズ | 236×126×50 mm |
重量 | 約1.14kg |
補助電源 | 16ピン(12VHPWR)、変換ケーブル付属 |
保証 | メーカー保証2年 |
RTX 5070シリーズの中でもこのVENTUS 2X OCモデルは、性能・冷却・設置性のバランスが非常に優れた1枚です。
システム全体の省スペース化を狙いたい方や、価格とパフォーマンスを両立したいユーザーに最適です。
パフォーマンス|WQHDや4Kゲーミングも快適!

MSI GeForce RTX 5070 VENTUS 2X OCは、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)解像度でも快適に動作する最新世代のGPU「Blackwell」アーキテクチャを採用。
DLSS 4と最新のレイトレーシング技術に対応し、美麗な映像表現と高フレームレートの両立が可能です。
特に、DLSS 4(Deep Learning Super Sampling)によるAIアップスケーリング技術は、グラフィックス負荷の高いゲームでも画質を保ちながらフレームレートを大幅に向上させ、より滑らかなゲーム体験を実現します。
また、12GBのGDDR7メモリ(28Gbps)を搭載しているため、大容量テクスチャを多用するオープンワールド系やAAAタイトルにも強く、WQHDでは常時100fps以上、4Kでも60fpsを維持できるシーンが多いです(※タイトルによる)。
さらに、MSI独自の「Extreme Performance」モードでは最大2,557MHzのブーストクロックを発揮し、GAMING TRIOなどの上位モデルに迫る高いパフォーマンスを発揮します。
特にシングルモニター環境や、コンパクトなPCケースで高パフォーマンスを狙いたい方にとっては、非常にバランスの良い選択肢です。
冷却・静音性能|TORX FAN 5.0でしっかり冷やす

MSI GeForce RTX 5070 VENTUS 2X OCは、コンパクトな2連ファン設計ながら、TORX FAN 5.0を採用することで高い冷却性能を確保しています。
TORX FAN 5.0は、外周をリングでつないだファンブレードが高圧のエアフローを生み出す設計で、GPUコアやメモリ周辺の発熱を効率よく排出します。
また、冷却性能だけでなく静音性にも配慮されており、「Zero Frozr」機能により温度が一定以下になるとファンが自動で停止。
アイドル時や軽作業時にはほぼ無音の動作が可能です。ゲーミング中もファンノイズは比較的控えめで、静音性を重視するユーザーにも安心の設計です。
さらに、ニッケルメッキ銅製ベースプレートとCore Pipes(ヒートパイプ)による効率的な熱伝導が、ブーストクロックを維持しつつ、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを支えます。
本機はサイズ的にもミドルタワー以下のケースに収まりやすく、冷却性能と静音性のバランスを重視した設計で、静かに、確実に冷やしたいユーザーに最適な1枚です。
他モデルとの比較|GAMINGやINSPIREとの違いは?

MSI GeForce RTX 5070シリーズには、用途や好みに応じた複数のモデルがラインナップされています。
ここでは「VENTUS 2X OC」と、上位モデルのGAMING TRIOおよびINSPIRE 3X OCとの違いを比較してみましょう。
モデル名 | 冷却構成 | ブーストクロック | 特徴 |
---|---|---|---|
VENTUS 2X OC | デュアルファン | ~2557MHz | 最軽量&最小モデル。静音性と価格のバランス重視 |
GAMING TRIO OC | トリプルファン | ~2625MHz | 高冷却&ARGB対応。見た目と性能を両立 |
INSPIRE 3X OC | トリプルファン | ~2542MHz | 実用重視のバランスモデル。LEDなし |
VENTUSは最も軽量かつコンパクトなモデルで、コスパ・静音・設置性のバランスに優れた選択肢です。冷却性能を強化したいならGAMING、価格を抑えたいならINSPIREも検討対象になります。
結論:どれを選ぶべき?
各モデルのポイント
- VENTUS 2X OC:省スペースPCや静音重視、コストを抑えたい人向け
- GAMING TRIO OC:性能もビジュアルも妥協したくないゲーマー向け
- INSPIRE 3X OC:見た目より冷却・安定性重視のバランス派向け
それぞれのモデルは明確なコンセプトを持っているため、自分のPCケースのサイズ、重視するポイント(性能・見た目・価格)を踏まえて選ぶと良いでしょう。
まとめ|ミドルレンジ最強の省スペースGPU

MSI GeForce RTX 5070 VENTUS 2X OCは、コンパクトな筐体ながらもWQHDや4Kゲーミングにも対応できる実力を持った、非常にバランスの取れたグラフィックスカードです。
TORX FAN 5.0と銅製ベースプレートによる高効率な冷却システムは、静音性と安定性を兼ね備えており、長時間のゲームプレイやクリエイティブ作業にも安心して使用できます。
GAMINGやINSPIREといった上位モデルと比べてサイズ・価格の両面で扱いやすく、PCケースに制約のあるユーザーやコストパフォーマンスを重視する人に最適な選択肢といえるでしょう。
見た目より実用性、そして信頼性を求めるあなたにとって、RTX 5070 VENTUS 2X OCは間違いのない1枚です。
その他のおすすめ記事

最後までご覧いただき、ありがとうございました!私個人に対する質問やご相談は@XAozameXのDMまでご連絡ください。
コメント